フリーエネルギー(その3)


井出氏はその後、再度エマモーターの研究のために渡米するのですが、イブグレイ社は既になく、技術者であったハッケンバーガー氏に会うことができ、その技術のエッセンスともいうべき静的なオーバーユニティのマシンを見せてもらったとのことです。それは交流発電機を作り天才の名を欲しいままにした二コラ・テスラの技術を源にもつものだということだそうです。

井出氏はエドウィングレイ氏の開発したエマモーターの資料、勿論設計図とかではなく、撮影したフィルムや自身の見てきた生のデータをもとに研究を始め、初動のエネルギーを与えれば入力がなくても永久にモーターを回転し続け発電する発電機、つまりエマモーターと同じものを作ることを目指しました。氏によれば超効率インバーターと称しています。

氏の発見したとされる第3の起電力はアメリカの応用物理学会でも論文として正式に認められたということです。氏はその前に米国電気電子学会(IEEE)に論文を提出しますが、認められず某大学の重鎮から助言を受け、応用物理学会へ提出したということです。そしてNASAからの要請で確かメリーランド州立大学での講演も行ったということです。

様々な紆余曲折、実験を繰り返し最終的には可動部分のない静的な発電機を開発しました。勿論1を入力して2以上の出力が検出される、言い換えれば増えた出力分の一部ををフィードバックし、初動後は無入力で発電できる永久発電機です。

名前は「デゴイチ」。著書にはこのマシンのデータが記述されていますが、通常のコイルを使用しても1.2倍程度のいわゆるオーバーユニティが観測できるものがあり、こんなに複雑な磁気コイルの形状は必要ないのではと思いました。ちなみに氏のデゴイチは4倍程度が実現されたとのことです。

色々な人がオーバーユニティを観測したという人がいますが、私の興味がわいた例は、最初にお話ししたサール氏の発電機(空飛ぶ円盤)と、大学を退官したスティーブン・E・ジョーンズ博士の作成したブロッキング発振器の変化バージョンと、ある研究者がLとCの発振回路の過渡現象で、その一般解の中からオーバーユニティが実現可能な解を発見したという事例です。

どの研究でもLC回路の過渡現象にその根幹があるようで、二コラ・テスラの研究がもとになっているという意見も頷けます。自分もいろいろこれまでに得た知識と実験結果をもとに試験機を作成したみたいのですが、一つ分かったことで残念なことは先述した過渡現象の一般解からオーバーユニティの可能性のある理論を提唱した人の解いた微分方程式の解に間違いを見つけたことです。再度確認をしようとは思っていますが。

それはそうと、井出氏は現在どうしているのでしょうか。ネットでも以前のYouチューブの動画が出ているのみで音沙汰がありませんん。私の生きているうちに装置の完成と表舞台への登場をお願いしますよと祈る日々です。真実を知りたい、ただそれだけです。あるのかないのか?

会社からの帰宅途中、沈みがちな心でふと宙に浮かぶ月を見ると、やっぱりあり得るよなと原点にかえる日々が続いています。



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